勉強するとは?


さて次に、「勉強するとは?」とのテーマに移りましょう。

①勉強する「目的」には2種類ある。 

子どもたちの最大の疑問は、「なぜ勉強するのか?」なんですね。

実は、勉強する「目的」には、2種類あるんです。

一つは、「自分に勝つ」ために勉強する。もう一つは、「見えない結果に対して、その結果が出るまでの心の快感とスリルを楽しむ」ために勉強する。

そして、前者が受験塾の目標設定なんです。後者を心理学では、「コンサマトリー性の目標」と呼んで、ギャンブル好きな人間を育成してしまうと分析しています。

②「勉強は人生の擬似体験」である。

「勉強は人生の擬似体験」であることを認識してもらいたいんです。

人生の訓練段階において「勝ち負け」を教えない教育は、愚かであると思います。

なぜか?といえば、人生は「勝負」であるからです。つまり、「なぜ勉強するのか?」の答えは、「自分に勝って、幸福になるために勉強すること」であることを理解させなければならないのです。

将来、自由自在に活躍するためには、力をつけねばならない。訓練によって人は、自らをしばる自分の欠点から解放されます。「自分自身を訓練することが、人を自由にする」のであることを理解させなければならないのです。

そして、「良いものは良い、悪いものは悪い、一部の悪賢い人間に好き勝手をやられないように、智慧を磨く勉強が大切なんだよ。」と、私は訴え続けています。

ゆえに、お子さんに「自分自身が幸福になるために勉強する」また「人々を幸福にするために勉強する」ということを意識させることが「親の使命」ではないかと思うんです。

ですから、ウィンベル教育研究所のモットーは「勝利の鐘は、君自身が鳴らすのだ!」なんです。

③「現実体験」が本当の勉強である。

勉強で最も大切なことは、「解った」との段階で止めないで、「現実体験」をすることです。

「解った」段階では「創像力」(私は、文字と像が往来できる力を創像力と呼んでいます。)の養成がクリアーされただけです。ただし、この「創像力」を養成すること自体大変な作業を必要とするんです。

つまり、「読解力」(文字から具体的な事柄を読む力)が必要だからです。

そして、「表現力」(解ったことを文字に表わす力)の養成が大切となります。

つまり「具体と抽象の行き来が出来る」こと、これが「疑似体験」なんです。

この体験をより多く積む訓練こそが、「生活と切り離せない存在となり」本当の勉強だと思うんです。

④そして、「公教育における勉強方法」と「私教育における勉強方法」は違うことを認識してもらいたいんです。

つまり、「公教育における勉強方法」と「私教育における勉強方法」は、考え方が180度違うことを認識してください。

具体的には、後からお話しますが、「公教育は積み上げ方式の勉強方法」で、「私教育は逆算方式の勉強方式」というように、目標設定が違うんです。




  二00七年七月十四日
   茨城県古河市 福祉の森会館ホールにて