梁塵秘抄『法華経序品』(ほけきょうじょぼん)五首
【妙法の心を謳う今様】
樹冠人:現在の京都の生活を支えている「水の源流」は、貴船奥地の泉から涌き出る水が源流と言われていますね。まさに、この水が「山紫水明」と呼ばれる京の都を育み、我々も鴨川の風情を楽しむことができるのですね。
妙櫻華:同様に、後白河法皇は法華経二十八品の心を伝えようと、日夜今様を謳い続けたのだと思います。涸れることのない泉から水が湧き出すように、「今様の源流」となったのです。
樹冠人:ところで、妙櫻華さん、今回の序品から各項目の解説の最後に、法華経二十八品の心を謳う、「妙法の心を謳う今様」を「梁塵秘抄」に追加し、「妙法の今様」の源泉を涌出したいと思いますが、如何ですか。
妙櫻華:「梁塵秘抄 平成版」ですね。二十八品五十六首を完成させましょう。
樹冠人:「 是の如きを我聞きき 身口意で謳う嬉しさよ
本師の厳命心して 能持の人と成りにけり 」
妙櫻華:「 信受せる諸法の心を 衆生に弘めん楽しさよ
久遠の誓願心して 師資の道ぞ忘れまじ 」
梁塵秘抄が謳う法華経の世界
著作者:ウィンベル教育研究所 妙櫻華・樹冠人
平成二十五年(2013年)五月作成