日蓮大聖人御書選集 おことわり 


 有る人予に云く、「最近、日蓮大聖人御書全集を読む時、字がかすれて見え難くなった。」と、又問うて云く、「何処かに活字の大きい御書はないか?」と、予問うて云く、「SOKAnetの御書全集の活字は如何?」と、有る人答えて云く、「この文字も読み難く候」と、予重ねて問うて云く、「他のnetで読み易い活字を使った処は在りや?」と、有る人答えて云く、「無し、云々」と。予熟慮して答えて云く、「江戸期の和本御書の活字は大きく老齢も読み易く配慮されていた。然るに、現代の書籍・netの活字はコンパクトに仕上げるために活字が小さくなり、老齢に対して配慮が無くなった。すると、それが原因で年々歳々御書読み人口は減少することになる。これからのnet社会では活字の大きい文章は必要であろう。故に、予の管理するウィンベル教育研究所の文章・教材は極力大きな活字を使用している。」と、有る人又々問うて云く、「SOKAnetの御書全集を初めとして他のnet御書は横書きで読み難し云々」と、予答えて云く、「ウィンベル教育研究所の御書は縦書きにて候」と、有る人予に懇ろに云く、「有難く候、以後、ウィンベル教育研究所を訪問して御書を読まん」と。

 ある時、初老の壮年と会話した折に、「最近、日蓮大聖人御書全集を読む時、字がかすれて見え難くなった。」と、切々と訴える姿に遭遇した。

 まさしく、「日蓮大聖人御書全集」や「SOKAnetの御書全集」の文字は、私こと樹冠人も含めて五十歳を過ぎた人間にとって読み辛く不便である。そこで、「日蓮大聖人の御書」を日々読めるようにとの思いを叶えるために、私は熟慮して「日蓮大聖人御書選集」(樹冠人版)と命名し、作成することを決意した。

 しかし、net上で「御書」を表現する難しさがある。まず、netで利用できる活字の制限である。そして、ルビの問題は難解である。この「おことわり」はそんな難しさを表明したものでもあり、極力読み易くすることに苦慮した証でもある。この「日蓮大聖人御書選集」(樹冠人版)においての注意点を以下に明記しましたので、注意しながらご活用ください。

一、「日蓮大聖人御書選集」(樹冠人版)は、創価学会版「日蓮大聖人御書全集」を定本としています。

二、日蓮大聖人がご述作された御書は、「十大部」「宗要」「折破」「教訓等」の順番で随時配信します。

二、活字については、御書原典における脱字は□で、netで表現不可能な活字は■で明記し、■(   )に読みを入れています。

三、ルビは「SOKAnetの日蓮大聖人御書全集」を定本にしています。

参考:私は現在「文庫本」や「日蓮大聖人御書全集」を持ち歩くことは不可能となり、自作の「日蓮大聖人御書選集」(樹冠人版)をSDカードに保存して、ノートパソコンで「電子本」のように日々読んでいます。SDカードは軽量安価で容量も充分ですから使い勝手が良いです。

 日蓮大聖人のご精神を心肝に染めて活動の源泉とされんことを祈り、また、三月十六日を記念して「おことわり」を作成しましたことをご報告いたします。


 平成二十三年(2011年)三月十六日
         ウィンベル教育研究所 樹冠人 識
              枚方樹冠庵に於いて