【 小数の歴史 】 

コーヒータイムしよう! ジュースタイムかな?
kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

「小数」は約四百年前から?

 「小数の歴史」は、西洋では分数より歴史が浅いようですが、東洋では「小さい数」の表現や「大きい数」の表現はインドの仏教語が始まりです。日本においては仏教が伝来してこの「数詞(すうし)」も輸入されたと思われます。
 ちなみに、「大きい数」「小さい数」の呼び名は?
 【大きい数】 兆 京 垓 じょ 穣 溝 かん 
        正 載 極 恒河沙 阿僧祗 
        那由他 不可思議 無量大数
 【小さい数】 分 厘 毛 糸 忽 微 繊 沙
        塵 埃 びょう 漠 模糊 逡巡
        須ゆ 瞬息 弾指 刹那 六徳
        虚 空 清 浄 
 ホームページでは表示できない漢字がありますので
ひらがなにしましたが、読めない漢字ばかりですね。
 実は、これらの「大きい数」「小さい数」は10進法(○進法の考え方は、6年生で学習します。)なんですよ。「10のプラス何乗」とか「10のマイナス何乗」という考えもおよばない数の表現なんですよ。「恒河沙(ごうがしゃ)」は10の52乗、「無量大数(むりょうたいすう)」は10の68乗ですから、0が52個とか68個もずらっとならぶ大きな数字です。「浄(じょう)」は10の23乗分の1ですから、0が23個もならぶ小さな数字です。これらの「数詞」が全世界に影響を与えました。西洋では伝わるまで60進法を使っていましたが、伝来してからは10進法を採用しています。日本では仏教伝来と共に採用されたようです。
 
「小数点」については、約四百年前の16世紀ごろと思われます。「小数」はステビィンが、「小数点」はピュルギという人が広めたようですね。
数には、こんな歴史があったんですね!