方陣算   【三角形にならべたご石】

   例題
       下の図のように、ご石を正三角形にぎっしりならべました。
       これについて、次の問いに答えなさい。
                   
   (1)この正三角形にならべたご石の数は全部で何個ですか。
   (2)一番外側のひとまわりのご石の数は何個ですか。


   

     (1)上から、1段(だん)・2段・3段・・・・・と呼びます。
        1段から8段まで、ならべたご石の数は、
        1+2+3+4+5+6+7+8=36(個)
        この式だと、100段なんかになったら面倒(めんどう)ですね。
        それでは、下のように推理すると、
            
        図形の面積を思い出すと、
        黒い石と赤い石をあわせると、平行四辺形になります。
        平行四辺形の面積の定式を利用すると、
        9×8÷2=36(個)
        三角形の面積の定式と同じになりましたね。
        台形の面積の定式でも同じになりますよ!
        (上底+下底)×高さ÷2=台形の面積
        (1+8)×8÷2=36(個)・・・・・これが正しい式です。

     (2)三角形の一辺のご石を赤い線でかこみます。
        すると、
        
        上の図のように、赤線でかこんだ8個の石が3グループできます。
        すると、
        8×3=24(個)
        しかし、これだと頂点(ちょうてん)のを2回計算することになります。
        ゆえに、
        24−3=21(個)  答え 21個

方陣算は、図形の面積の定式を利用することでした!
ウィンベル博士にオンマウス!

    【アドバイス】

   ご石を三角形にならべるとあるきまり
   見えてくる!
   台形と平行四辺形は兄弟だったね!
   1段・2段・3段・・・・の言葉がでてくるよ!
   この「方陣算」は「図形の面積」を利用して、
   解く問題練習だったんだね!