「干支」のふしぎ?

問   題

   2004年は、「十干十二支表」では何の年と呼びますか?

解   答

    答えは以下の通り。「十干十二支表」はここをクリックしてね。

    周期算で推理してみましょう。
    基準となる年、例えば「甲子」(きのえね)の1924年に完成した甲子園球場。
    これを基準にすると、2004年は1周して甲子から21番目の年となる。

       (2004−1924)+1−60×1=21(番目)
                  ↑基準年      ↑60年周期

    十干では、10が周期だから21番目は、十干の最初の「甲(きのえ)」
    十二支では、12が周期だから9番目の「申(さる)」となる。
    ちなみに、「十干の由来」はここをクリックしてね。

    答え 甲申(きのえさる)

    ※この定式は、「甲子の年」を基準年と決めることが大切な点です。


十干十二支表

10
甲子
きのえ
乙丑
きのと
うし
丙寅
ひのえ
とら
丁卯
ひのと
戊辰
つちのえ
たつ
己巳
つちのと
庚午
かのえ
うま
辛未
かのと
ひつじ
壬申
みずのえ
さる
癸酉
みずのと
とり
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
甲戌
きのえ
いぬ
乙亥
きのと
丙子
ひのえ
丁丑
ひのと
うし
戊寅
つちのえ
とら
己卯
つちのと
庚辰
かのえ
たつ
辛巳
かのと
壬午
みずのえ
うま
癸未
みずのと
ひつじ
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
甲申
きのえ
さる
乙酉
きのと
とり
丙戌
ひのえ
いぬ
丁亥
ひのと
戊子
つちのえ
己丑
つちのと
うし
庚寅
かのえ
とら
辛卯
かのと
壬辰
みずのえ
たつ
癸巳
みずのと
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
甲午
きのえ
うま
乙未
きのと
ひつじ
丙申
ひのえ
さる
丁酉
ひのと
とり
戊戌
つちのえ
いぬ
己亥
つちのと
庚子
かのえ
辛丑
かのと
うし
壬寅
みずのえ
とら
癸卯
みずのと
41 42 43 44 45 46 47 48 49 50
甲辰
きのえ
たつ
乙巳
きのと
丙午
ひのえ
うま
丁未
ひのと
ひつじ
戊申
つちのえ
さる
己酉
つちのと
とり
庚戌
かのえ
いぬ
辛亥
かのと
壬子
みずのえ
癸丑
みずのと
うし
51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
甲寅
きのえ
とら
乙卯
きのと
丙辰
ひのえ
たつ
丁巳
ひのと
戊午
つちのえ
うま
己未
つちのと
ひつじ
庚申
かのえ
さる
辛酉
かのと
とり
壬戌
みずのえ
いぬ
癸亥
みずのと



十干の由来
十干 音読み 由 来
こう 元来は、兜(かぶと)の意味で、甲冑(かっちゅう)の甲から来た言葉。
樹木の種子をおおっている厚い皮のことです。つまり、発芽する前の準備期間の状態を表現する言葉。また、いくつかある物事のうち、最初のもの・最初に見えるものの呼称。
おつ 軋む(きしむ)・・・堅い物どうしが、こすれ合って、いやな音を立てること。
この軋むが語源です。樹木の幼芽が生長する過程を表現する言葉。
また、いくつかある物事のうち、第二位のものの呼称。
へい 炳(ヘイ・あきらか)が語源です。樹木の姿があきらかになった状態を表現する言葉。
また、いくつかある物事のうち、第三位のものの呼称。
てい 丁壮(壮年の男性)の意味から来た言葉。樹木が充実している状態を表現する言葉。
また、いくつかある物事のうち、第四位のものの呼称。
茂る(しげる)が語源です。樹木が繁茂して盛大な状態を表現する言葉。
紀(すじ)が語源です。すじみち・きまりなどの意味があります。
樹木が繁茂した状態で、整然と条理が整っていることを表現する言葉。
こう 更(あらたまる)との意味がこめられています。樹木が成熟し、もうこれ以上生長しない状態で自ら新しく生まれ変わろうとする状態を表現する言葉。
しん 新(あたらし)の意味から来た言葉。樹木が枯れて(かれて)新しく生まれ変わる状態を表現する言葉。
じん 姙(はらむ)が語源です。樹木の種子に新しいものをはらんでいる状態を表現する言葉。
揆(はかる)の意味から来た言葉。「農民一揆」は農民があるはかりごとをすること。
樹木の種子がはらんだものが、次第に生長して新しく生まれ変わろうとはかりごとをしている状態を表現する言葉。