歩 合    【 歩合の意味 】

   「歩合」の意味は、一般に小さい数量の大きい数量に対する
  比の値、すなわち小さい数量が大きい数量の何分のいくつに
  あたるかを示した数を、特に「歩合」という。
  「歩合」の読み方・書き方そして関係は以下の通り。

    

  ( 指導算術 P.439〜P.441参照 )








     

  【基本原形1】
     ある中学校の入学志願者780人のうち分だけ入学許可になった。
     入学許可人数は何人でしたか。



   【歩合の定式】

  【入学許可者が歩合高にあたる!】【歩合の定式:元高×歩合=歩合高

     780×0.15=117(人)  答117人 








     

  【第一変化問題】
     まる子ちゃんは、リンゴをいくつか買いましたが、その中に腐ったものが
     
32個ありました。それは、全体の%でした。
     まる子ちゃんは全部で何個のリンゴを買いましたか。



   【元高を求める?】

  【全体が元高にあたる!】 ×歩合=歩合高

       □×0.04=32(個)
       32÷0.04=800(個)  答800個








     

  【第二変化問題】
     ある中学校の昨年の入学志願者は330名で、今年は396名でした。
     今年は昨年の何割増しでしたか。



   【増加分と何を比べるの?】

  【歩合高と歩合を推理する問題】

       396−330=66(名)
       66÷330=0.2・・・・2割
                             2割








     

  【第三変化問題】
     ある容器に水が入っています。この容器の水にその重さの分の食塩を
     とかすときは、その食塩水は何パーセントの食塩をふくむことになりますか。



   【何かを1として推理する?】

  【水の重さを1とすると!】

       1+0.251.25
       0.25÷1.25×100=20(%)
                               20

    
【注意】食塩水(濃度)の問題で詳しく指導いたします。