速さの基礎    【 通過算C 】

  「通過算」「追いつき追い越し問題」とは、電車などの動く物体が
   追いついて・追い越す場合の問題です。
  「一方を止める」のは、第一変化問題と同じですが、今度は?
  速さを飲みこむ物体が逆になる。速さのを考える問題です。


  【例題】 秒速30mの速さで長さ400mの新幹線ひかりが、秒速20m
      の速さで長さ300mの新幹線こだまを追っかけました。
      新幹線ひかりが新幹線こだまに追いついて追い越すまでに何秒か
      かりましたか。


   【新幹線こだまを止めて考える、しかし?】

   

    新幹線こだまを止めて推理します。
    通過した距離は、この2つの新幹線の長さの和です。
    つまり、新幹線こだまのしっぽから新幹線ひかりの頭までの距離です。
    通過距離は、
    400+300=700(m)
    しかし、第一変化問題との違いは、次の通り。
    新幹線ひかりの速さは、30−20=10(m/秒)
    つまり、新幹線ひかり新幹線こだまに速さを飲みこまれた。
    ゆえに、
    700÷10=70(秒)  答 70秒


「すれちがい問題」と「追いつき追い越し」は、「旅人算」と同じ!
ウィンベル博士にオンマウス!

 バイタミンくんのアドバイス!【アドバイス】
  「追いつき追い越し問題」は、
 動く物体のどちらか一方を止めて考える。
 すると、止めた物体は
トンネルや鉄橋
 同じものと考えれば
基本原形2と同じ。
 ただし、速さを
飲みこむ物体が逆になる。
 結局、
「第一変化問題」「第二変化問題」
 は、
「旅人算の出会いと追っかけ」と同じ
 推理法であることがわかりましたか?